面倒くさがりでも「仕組み」をつくればお金は貯まる

2024年12月3日

「今年の目標は5キロ痩せること!」なんて正月早々高らかに宣言しても、うまくいかないのが人生というもの。毎日30分間ウォーキングすると決めても、多くの場合続きません。では、本当に痩せたいならば、どうすればいいのでしょうか。私は仕組みをつくることがベストだと思っています。
たとえば、「通勤で使用していた自転車を誰かに譲る」「電車の通勤定期券を最寄り駅から1つ遠いところ(徒歩30分)にする」といったことを敢行するのです。
そうすると、必然的に30分歩かなければならなくなります。1年間ずっと30分のウォーキングを行えば、きっと5キロくらいなら痩せられるのではないでしょうか。
お金を貯めたいという人もまったく同じです。では、お金が貯まる仕組みとはどのようなもので、どうすればつくることができるのでしょうか。

お金が貯まる「仕組み」づくり

まずは、貯蓄したい目標金額を決めましょう。
「3年後の12月にもらうボーナスの日までに200万円を貯める」といった目標金額を設定します。このように、より具体的にすることで単純に貯蓄するだけよりも、ヤル気を上げることができます。

お金が貯まる仕組みをつくる
4つのヒント

①給与天引きや自動引き落としで強制的に積み立てる
②会社の財形貯蓄や預金制度を利用する
③給料日に合わせて銀行の自動積立定期預金を利用する
④昇給があれば、すぐに積立額を増やす

※財形貯蓄とは「勤労者財産形成貯蓄制度」のこと。企業が金融機関と提携して、
従業員の給料から天引きでお金を貯める制度で、税制優遇などのメリットがある

しかしこのように、たとえヤル気を高めて、月初に予算を組んだとしても、なにかと誘惑があるもの。飲み会に誘われたり、バーゲンの案内が届いたりすると、ついつい財布のヒモがゆるんでしまい、貯蓄は先延ばしになりがちです。
確実に貯蓄をしたいのなら、「意志の強さ」に頼るのはやめましょう。お金が思うように貯められない代わりに、ストレスばかりが溜まってしまいます。
自動的にお金が貯蓄にまわるように、生活費を使う前に、決まった金額を貯蓄へまわす仕組みにすることです。
収入が入ったら先に貯蓄をし、残ったお金で生活する。つまり、「収入−支出=貯蓄」ではなく、「収入−貯蓄=支出」という考え方にシフトするのです。

貯蓄ができるかできないかは、「収入の多い・少ない」は関係ありません。
貯蓄の習慣化、仕組み化ができているかどうかによってくるのです。

仕事に活かす

仕事も貯蓄も「習慣・仕組み」をつくるのが成功への道

目標や夢を描くばかりでは、それらに近づくことはできません。まずは今の自分の立ち位置を知り、目標に近づくプランをつくりましょう。

▶︎【CHAPTER5-③】かならずお金が貯まる「2:6:2のルール」

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